2020.7.14

コラム

リビングラボのおすすめ文献(1)

リビングラボのおすすめ文献(1)

リビングラボについて知りたい!

「リビングラボのことが体系的にまとめられている文献を知りませんか?」

「リビングラボへの理解をもっと深めるための本はありませんか?」

というお問い合わせが最近増えてきました。

日本ではまだあまりなじみがないリビングラボですが、認知度と期待感が日増しに高まっているように感じます。

皆さまの声にお応えして、私たちがおすすめする文献をいくつかご紹介したいと思います。

 

おすすめ文献・サイト

①ヨーロッパのリビングラボネットワーク(ENoLL)のWEBに“ENoLL Publications”というコーナーがあり、リビングラボの方法論等について閲覧可能なPDFや電子書籍が多数紹介されています。

https://enoll.org/newsroom/

 

②NTTサービスエボリューション研究所の木村氏、赤坂氏がサービス学会の学会誌に寄稿された論文『社会課題解決に向けたリビングラボの効果と課題』

https://www.jstage.jst.go.jp/article/serviceology/5/3/5_4/_html/-char/ja

リビングラボの歴史や概念、日本のリビングラボの特徴と課題を丁寧にわかりやすくまとめられています。

 

③鎌倉リビングラボの発起人である秋山弘子教授が日立評論に寄稿された論文『長寿社会の新たな生き方と社会を探る協創の実践:人生100年時代へ向けたオープンイノベーション2.0』

https://www.hitachihyoron.com/jp/column/ei/vol17/index.html

鎌倉リビングラボが、豊かな長寿社会の実現や社会課題解決の場として誕生した流れや、多様なステークホルダーが共創(協創)するオープンイノベーションのエコシステムを目指していることをお伝えしたくてご紹介しました。

 

④私たちがリビングラボを始めるにあたっては、欧州の事例を中心にまとめられた西尾好司氏のレポートを参考にさせていただきました。

『Living Lab(リビングラボ)-ユーザー・市民との共創に向けて-』

https://www.fujitsu.com/jp/group/fri/report/research/2012/report-395.html

『ユーザー・市民参加型共創活動としてのLiving Labの現状と課題』

https://www.fujitsu.com/jp/group/fri/report/research/index-nishio.html

 

まとめ

今回は導入編として、リビングラボの概念や方法論など基本事項をまとめられている文献を中心にご紹介しました。

リビングラボで使える手法について書かれた書籍などは、続編として後日改めてご紹介したいと思います。